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形成外科

眼瞼下垂

症状

眼瞼下垂は、まぶたが下に垂れてしまい、重く感じ目を開きにくくなっている症状です。


目は、正常な状態だと瞳孔がキレイな丸をしていて上のまぶたがほとんど被っていない状態です。 眼瞼下垂は、この上のまぶたの被り度合いによって強度が変わってきます。

軽度の場合、周りの人がほとんど感じることが無い程度ですが中程度になると周りから眠そう?と言われたり、 メイクする時にアイラインが上手に引けなくなったりします。

更に強度が強くなると、ほとんど目が開いていない状態となり視界も悪く 額にしわが増え頭痛や肩こりといった症状も現れます。

概要

眼瞼下垂(がんけんかすい)の原因は、大きく3つあります。

■加齢による皮膚のたるみやまぶたの筋力の低下
■コンタクトレンズの長期使用によるまぶたへの刺激
■生まれつきまぶたの筋力が弱かったりして動きが悪い

上記3つが挙げられ、中高年の方の場合は加齢、若年層の場合はコンタクトレンズの長期使用もしくは生まれつきの可能性が高いと思われます。

治療

眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療は、保険が適用される外科的処置です。


挙筋前転術という手術を行います。

まず、手術前に正常に目が開いている状態になるよう切開のデザインを決定します。この切開のラインで二重となります。幅に関してはある程度自由に決めれますが、術前にカウンセリングさせて頂きながら決定します。

その後、その部分を切開し、挙筋と呼ばれる目を開くときに使う筋肉、もしくは、腱膜といわれる挙筋とまぶたをつないでいる部分を短じかくし、目の開きが大きくなるよう開き具合を確認し縫合していきます。

手術自体は、片目で30分~長くて1時間ほどで終了いたします。
術後は、目の周辺が腫れますので手術当日はサングラスなど目を隠せるものを持参することを推奨します。

また、皮膚のたるみが強く、眼瞼下垂の症状の様になってしまっている場合には、上眼瞼除皺術という、上まぶたの皮膚を切除することで改善する方もいらっしゃいます。※上眼瞼除皺術は保険適用外となります。

保険適用について

保険適用の方
額の筋肉(前頭筋)を使わずに目を開いたときに、上まぶた(上眼瞼)の皮膚が瞳孔(どうこう)にかぶさり、視野が狭くなっている方。
保険適用外の方
眼瞼下垂はあるものの軽度であり、上まぶた(上眼瞼)の皮膚が瞳孔(どうこう)までかぶさっていない方。

眼瞼下垂の手術に伴う副作用・リスク

腫れ・内出血:7〜14日
血腫、感染のリスク
傷跡:なるべく傷跡の残りにくいように縫合を行いますが、全く傷のない皮膚にはなりません。

施術内容の詳細

手術時間 >片側約30分
ダウンタイム 7〜14日前後
抜糸 6〜7日目
術後の通院 1週間後(抜糸)
1・3ヶ月後

ダウンタイム詳細

傷の赤み・硬さ3~6ヶ月
腫れ強い腫れが2~3日目で100%とすると、1週間で50%、2週間で25~30%に落ち着き、この位になると内出血痕も薄くなる。(個人差がかなりあり。)
その後の腫れは2~3ヶ月かけてなくなっていく。
洗顔抜糸してから可能(傷を濡らさなければ目の周り以外は可)
化粧抜糸してから可能(目の周り以外は可)
シャワー傷を濡らさないようにすれば当日から可能
入浴1週間後から可能
運動ウォーキング程度なら当日から可能。激しい運動は1週間後から可。
その他コンタクトは使用可能だが、腫れにより入れにくいことあり。挙筋短縮後は、ハードコンタクトではなく、ソフトコンタクトに変更する方が望ましい。
上記は一般的な経過であり、個人差があります。

巻き爪

症状

歩くと痛い、靴によって痛む事が有る、赤くはれている

概要

足に合わないくつ等を無理してはく、深爪がちである等により爪の成長が妨げられ、巻き爪、陥入爪になってしまいます。軽度であれば、深爪をせず、のばす事だけで改善が見られることもあります。

治療

1、深爪をしない
2、テーピング
爪が皮膚に食い込まないようにテーピングを行います。
3、外来手術 *保険診療です。
根治的治療です。爪の根本にある爪母細胞という爪のもととなる細胞をこわし、内側にくいこんでいる爪自体を生えてこないようにします。爪の形はかわりますが、痛みは改善します。

やけど

症状

熱湯、油、ヒーター、ホッカイロ等によるやけど

概要

一般的なやけどですが、場合によっては全身管理を必要とする場合や処置をしっかりしないと後々につっぱるといった後遺症が残ってしまう事があります。また、デブリドマンという、やけどにより壊死した組織を切除することがあります。これは壊死した組織は感染を起こしやすく、皮膚のバリアがなくなったからだは非常に感染に弱くなっており、デブリドマンを施行しないとならない場合があります。

治療

やけどになってしまった直後の対応が非常に重要です。
だしっぱなしの水道水で5〜30分程度の冷却をして下さい。衣服きている場合には無理矢理脱がず、衣服の上からシャワー等での冷却が推奨されます。

1、外用薬 *保険診療です。
やけどを起こした皮膚は免疫が低下しており、感染しやすいです。また、炎症をはやく抑える事によりきずをきれいに治していきます。
2、外来手術 *保険診療です。
場合によりデブリドマンや植皮等の手術が必要となることがあります。

腋臭症、わきが

症状

わきの皮膚内には2つの汗腺が存在します。


1つはエクリン腺と呼ばれる汗腺で、汗に含まれるアンモニアや糖分といった成分が薄い汗が分泌されます。
そして、もう一つの汗腺がアポクリン腺と呼ばれる汗腺で、エリクン腺から分泌される汗よりもアンモニアや糖分などの成分が濃い汗が分泌されます。

それぞれの汗腺から分泌される汗の臭いは、成分の薄い汗を分泌するエリクン腺が「汗臭い」、成分の濃い汗を分泌するアポクリン腺が「わきが独特の臭い」となります。

腋臭症(わきが)は、皮膚内に存在するアポクリン腺の多さによって症状が現れます。

概要

腋臭症(わきが)の原因は、上記の通りアポクリン腺の多さによりますが、多くなる要因は遺伝とされております。
家族や親族に腋臭症(わきが)の人がいれば、症状が現れる場合があります。

また、腋臭症(わきが)の患者様の傾向として、

■耳アカがベタベタする、しっとりしている
■洋服のわき部分が、汗で黄色く変色する
■わき毛の量が多い、また1本1本が太い

といったことも多く見られます。

治療

当院で提供している腋臭症(わきが)の治療は、3種類ございます。

1.保険が適用される外科的処置
腋臭症(わきが)の治療の中で一番効果が出る治療法です。
確実に治療したい方に推奨しております。

手術は反転剪除法(はんてんせんじょほう)と呼ばれる術式で行います。


外科的処置ではありますが、切開するのはわきにあるシワに合わせて数センチだけですので傷跡は目立ちにくいです。
切開したところから、腋臭症(わきが)の原因となるアポクリン腺を丁寧に除去していきます。

手術自体は、1時間ほどで終了いたします。
また、入院の必要は無く日帰りで手術することが可能です。

手術後の痛みは、個人差はありますが1週間ほど落ち着き、術後のお仕事の復帰は、わきを動かしたりすることを伴うお仕事は控えていただくことになりますが、軽いデスクワークなどは翌日から可能です。

2.保険が適用される注射による処置
外科的処置をするほどの症状ではない方、手術することが怖い方、手術後に充分なお休みが取れない方は保険適応による注射による処置が可能です。

治療は、アポクリン腺に作用するアラガン社製の薬剤をわきに注射します。
このアポクリン腺に作用するアラガン社製の薬剤は日本国内で唯一厚生労働省が承認した薬剤ですので安心して注射することができます。

この薬剤をわきに注射することで、アポクリン腺の活動を抑え、成分の濃い汗が分泌されないようにします。

手術中は、麻酔を使用いたしますので痛みを感じることはほとんどありません。

こちらの治療法は注意点がございます。

◎手術と違い、アポクリン腺を除去しておらず活動を抑制している状態ですので効果は長くて1シーズンとお考えください。
◎実際の患者様の症状を診察させていただき、保険適用外となる場合がございます。

処置自体は、5分~10分ほどで終わり当日帰宅いただけます。

3.汗抑制注射
当院では保険の適用される注射と同じアポクリン腺に作用するアラガン社製の薬剤を使用しますが、保険適用では両脇で100単位と使用量は規定されており、さらに効果を出したい方には量を増やして注射する事ができます。

4.制汗剤
外科的処置も注射も怖くて無理、という方へ外用薬の処方を行っております。ただし、直接アポクリン腺にアプローチしていないため効果は他の2つの方法に比べ格段に劣ります。

多汗症

症状

汗が異常にでる。体の一部分(頭部、手、脇の下、顔面)にだけ大量の汗をかく。

概要

体温が上昇したり、緊張や不安が強くなると汗が出るのは普通ですが、それとは関係なく汗が過剰に放出される状態をいいます。全身性と局所性に大別でき局所性多汗症では頭部・手・脇の下・顔面に多く見られます。内科的疾患の副症状として、現れる事もあり、血液検査等の検査が必要になることがあります。

治療

3、汗抑制注射 *保険診療となります。
脇の多汗症に対しては、発汗を抑制する成分が含まれた薬剤を注射して制汗することが有用です。
4、イオンフォレーシス *保険診療となります。
手や足底においてですが、通電を行う事により発汗を止める事がきできます。

顔や手の外傷

症状

転んでしまい、あご下をきってしまった。眉毛にかかるきず、くちびるが切れてしまった。

概要

きずの状態により、軟膏で処置した方がよい場合、縫合した方がよい場合があります。
きずを診察のうえ、治療していきます。
特にお子様の顔における外傷のきずはしっかり処置をしないと、成長していく過程で目立ってくる事があります。できるだけ、傷跡がきれいに治るように治療します。

治療

1、軟膏処置
きずの状態に合わせて、適切な軟膏にて治療していきます。
2、縫合処置 *保険診療です。
局所麻酔を行い、きずをきれいに縫っていきます。場合により、きずを受けた部位の一部皮膚を切除し、傷跡を目立たなくさせます。

ホクロ

症状

以前よりホクロが気になっている。徐々に大きくなっている。

概要

一般的に「ホクロ」と呼ばれるものには、いろいろなものが含まれます。
いわゆるホクロとは、母斑細胞性母斑とよばれるものです。その他の状態もあり、悪性の場合もあります。
診断のためには、ダーモスコピーという拡大鏡のような医療機器でホクロを拡大して光の乱反射を押さえて診断する検査から生検、切除といった手術が必要となる事が有ります。

治療

1、手術 *保険診療です。
局所麻酔を行い、皮膚の皺に沿って、傷跡が目立たないように切除します。
切除した病変部は、確定診断のために病理学的に組織の検査を行います。
2、CO2(炭酸ガス)レーザー *自由診療となります。
局所麻酔を行い、レーザーにて焼却します。小さなホクロであれば、術後の傷あとはあまり目立ちません。

CO2(炭酸ガス)レーザー

水に対して吸収される医療用の炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)「アキュパルス」を使用します。

エネルギーはほぼ皮膚表面で吸収され、周辺組織への影響を少なく抑えつつ、照射部位の細胞内水分を一気に気化・蒸散させ細胞を破壊するため、角質の肥厚治療などに使われています。

またエネルギー密度が低い場合は蛋白凝固や熱変性によケロイド体質の方り、照射部位の止血を行うこともできます。

ほくろやいぼを除去したい方におすすめの施術です。

「向いている方」と「向かない方」について

向いている方
脂漏性角化症や脂腺増殖症等といった隆起したものを平らにしたい方
ほくろのように細胞自体を取らないと無くならないものを取りたい方
向かない方
ケロイド体質の方

「利点」と「欠点」について

利点
隆起しているほくろ、脂漏性角化症や老人性脂腺増殖症・汗管腫などを取る事が出来る。
刺青が入っている皮膚を削ることで色素を減らす事が出来る。
欠点
場所や体質によって傷がケロイド状になることがある。(深めに削ってしまうと、特に胸・肩・上腕・膝など、ケロイドの好発部位はケロイド状になってしまうことがある。またケロイド体質の人も同様。)
症状によっては治療回数が数回かかる。(一回で治療をしようとすると、ほくろの原因である母斑細胞や刺青が深くまである場合、深く削ってしまうと凹みが治らなかったり、場所や体質によってはケロイド状になったりすることがある。)

CO2(炭酸ガス)レーザーの施術方法

1.消毒し、麻酔の注射をする
2.レーザーを照射する
3.軟膏とテープで保護する

施術内容の詳細

手術時間約10分
ダウンタイム顔は7日前後
身体は14日前後
術後の通院10~14日後
身体は14日前後

ダウンタイム詳細

傷の赤み凹みや赤みが3ヶ月
腫れ照射直後から1~2日程度照射部位がヒリつく
洗顔当日から可能(テープの上から)
化粧当日から可能(テープの上から)
シャワー当日から可能(テープの上から)
入浴当日から可能(テープの上から)
運動当日から可能
その他顔の場合7日、身体の場合14日軟膏とテープで保護し、その後日中は日焼け予防を最低3ヶ月は使用する
上記は一般的な経過であり、個人差があります。

皮膚腫瘍

症状

首回りにイボができた。からだにぶよぶよしたしこりがある。

概要

皮膚腫瘍には色々な種類のものがあります。
できるだけ、傷跡が目立ちにくいように皮膚の皺に合わせて切除します。
また切除した病変を確定診断のために、組織学的検査に提出します。

治療

1、CO2(炭酸ガス)レーザーによる焼却 *自由診療となります。
腫瘍の種類や大きさによって、CO2レーザーの方が手術より傷跡を目立ちにくくできることがあります。
診察後に適切な治療を説明致します。
局所麻酔を行い、レーザーにて焼却します。小さいものであれば、術後の傷あとはあまり目立ちません。
2、手術 *保険診療です。
局所麻酔を行い、皮膚の皺に沿って、傷跡が目立たないように切除します。
切除した病変部は、確定診断のために病理学的に組織の検査を行う場合もあります。

立ち耳

症状

帽子をかぶったときに耳が気になる。耳がよこに出ていて顔が大きく見える。耳が目立つ。

概要

立ち耳は名前の通り、耳がたっている状態です。それは、対耳輪(耳のしわ)の未発達もしくは耳の後ろ側の発達が正常と違う場合におこります。新生児期であれば圧迫等にて改善をみこめますが、成長がある程度すすんでいる場合、手術による治療となります。

治療

1、手術 *保険診療です。
耳の形により手術方法は様々です。
手術は局所麻酔で行い、耳の後ろを切開して耳の軟骨を矯正し、耳全体を後方へ倒れるようにします。
併せて皮膚の切除を行う場合もあります。傷あとは耳のうしろになるため、大きくは目立ちません。
耳の軟骨を矯正せずに、糸を縫合するだけで改善する場合もあります。

陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)

症状

ちくびが陥没してしまっている。赤ちゃんへのほ乳が困難となる。

概要

生まれつきのものの可能性が高いとされています。原因としては、ちくびの下にある乳管という管が短い事により陥没をしてしまっているとされています。

治療

1、手術 *保険治療となります。
局所麻酔での手術となります。重症度や今後ほ乳を行うか等で方法は変わってきますが、乳首の下の組織を土台とし、陥没を改善させます。乳管を温存し、ほ乳等への影響が少ないようにする手術方法もあります。

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